低血糖スパイラル2
たとえば、ブドウ糖はGI値100とされていて、食パンであれば、91、白米は88というように血糖値の上昇と相対する値として知られています。
なぜ、吸収の速さがそこまで大切かというと、先ほどのインスリンが鍵なってくるからです。インスリンは血糖値の上昇に伴って膵臓のB細胞から分泌されますが、通常は上がった分を正常な血糖値まで戻してくれるように働き、上昇したところから正常値まで下がった分の糖を体に蓄えるとう仕事をしてくれます。
しかし、困ったことにGI値70以上に該当する糖の吸収の早い高GI値食品が体内に入ってくると、瞬間的に血糖値が上がり、脳は血糖値が上がりすぎた!と判断し、インスリンを急いで分泌してしまいます。
すると、やっかいなことにインスリンを出しすぎて正常以下の血糖値まで下がってしまうことがあるのです。
つまり、血糖値を上げるために食事をしたのに、それによって逆に低血糖に陥り、また何かを食べたくなってしまうという「低血糖スパイラル」にはまってしまうのです!!
シュガーホリック(砂糖依存症)という依存状態になると、血糖値のふり幅がおおきくなり、
血糖値が低くなると集中力が散漫になり、イライラしたりするなどキレやすくなったり、うつの原因になったりするといわれています。